【プロ雀士インタビュー】堤文聡(つつみふみとし)プロ【未来のスター】

この記事を読むと
  • 堤文聡(つつみふみとし)プロの知られざるエピソードが読めちゃいます!
  • プロ雀士の日々の研鑽。麻雀にかける想いがわかります!
  • 「麻雀」がいま以上に好きになります!
目次

はじめに

未来のスターに独占インタビュー!【プロ雀士インタビュー】シリーズ。

  • プロ雀士になったきっかけ
  • 日々の練習や努力
  • プロとしての挑戦と成長
  • 試合の準備と戦略
  • 他のプロ雀士との関係
  • 将来の目標と夢
  • ファンへのメッセージ

について、堤文聡(つつみふみとし)プロにお話をうかがいました!

名前堤文聡
読みつつみふみとし
出身都道府県神奈川県川崎市
デビュー年2022年11月
生年月日1986年5月30日
所属組織麻将連合

参考記事:麻将連合選手プロフィール

プロ雀士になったきっかけをおしえてください!

麻雀との出会い

こんにちは!麻雀ポータル編集部です。堤プロには「まーすた下北沢店」で、SS麻雀教室。Mリーグフリー。いろいろ大変お世話になっています。本日はインタビューよろしくお願いします!

堤プロ:こちらこそよろしくお願いします!

ーではさっそくですが、堤プロが麻雀をはじめた頃のお話。きっかけをお聞かせください!

堤プロ:麻雀を初めて遊んだのは小学生の頃ですね。 祖母が麻雀好きで、両親と私で年末年始に遊んでいました。 最初はチートイツ(七対子)トイトイホー(対々和)しか覚えてないような状態で数合わせとして座っていました(笑)。

ーなるほど。年末年始の家族麻雀が堤プロの原風景なんですね!

プロ雀士を目指した理由やきっかけ

ー家族麻雀から、プロの世界を目指す転機はどんなものがあったのでしょうか。

堤プロ:友人との麻雀がきっかけです。 麻将連合瀧野翔平プロと最高位戦日本プロ麻雀協会小瀬聡士プロとは別の趣味を通じた友人で、そのグループ内でリーグ戦のような感じで成績を残して不定期に打っていました。

ただ、 私を含めたその3人はガチ勢、他の友人たちはエンジョイ勢。と分かれてしまって…。「もっと熱い麻雀の話をしたい。それにはプロ雀士になるしかない!」と思ったのがきっかけです。

ーそうだったんですね。プロを目指そうと思ったのは、何歳頃でしたか?

堤プロ:プロを志したのは35歳過ぎてからかな? ほかのプロと比べると遅いほうだと思います。

日々どんな麻雀の練習をしていますか?

毎日の麻雀ルーティン

ー堤プロが毎日やられている、麻雀に関するルーティンとしてはどんなものがありますか?

堤プロ:戦術本を読んだりプロ雀士の対局動画や振り返り動画を見ています。あとは勉強会への参加やセット練習ですね 。特に変わったことはないとおもいます。

ーなるほど。ありがとうございます。戸石寛プロも、狩野哲郎プロも同じ様なことをおっしゃっていますね…。

堤プロ:基本的にどのプロ雀士もルーティンは似ていると思います。本や動画で引き出しを増やして、勉強会やセットなどの実践で適切に使えるように練習する、と言う方が多いのではないでしょうか。

麻雀スキル向上のための具体的な努力や取り組み

ー毎日の麻雀ルーティンのほかに、麻雀のスキルを向上させるため、どのような努力・工夫をしていますか?

堤プロ:普段から仕事中は麻雀に触れているので、そこで何か得られるものはないかと常日頃から意識はしています。

ー差し支えなければ、まーすた以外でされている麻雀関連のお仕事を教えて下さい!

堤プロ:まーすた以外ですと、週に4日ほど健康麻将の講師をさせていただいています。教室を行える場所を借りて手積み卓で麻雀を教える、と言った感じです。まったくゼロの方から中級者まで、幅広いレベルの生徒さんがいらっしゃいます。

ー幅広いレベルの生徒さんがいらっしゃるんですね。講師スキルもあがっていきそう…な気がします。

堤プロ:そうですね。とてもやりがいを感じています!また相手のレベル感を見極めて、適当なアドバイスをする、というアウトプットは自身の麻雀スキルアップのためにも、非常に有効なんです。仕事でそれをさせていただけるのは本当にありがたいですね。

ーわたしも堤プロのSS麻雀教室は何度も受講させていただいているのですが、本当にわかりやすくて感謝しています!SS麻雀教室のクォリティの高さは、堤プロが日ごろからの講師業。アドバイスの繰り返しから来ているんですね。

プロ雀士としてのチャレンジ&成長!

これまで一番のチャレンジ

ープロ雀士として活動する中で一番の挑戦は何でしたか?

堤プロ:プロ雀士として…。まだプロ雀士になって日が浅いのであまりパッとは思いつかないですね…。 質問とは少しズレてしまうかも知れませんが、プロ雀士試験前。半年が一番のチャレンジだったかもしれません。実は「プロ雀士になろう」と思ったのが、プロ雀士試験前の半年前だったんですよね(笑)。

ーなるほど。…はずかしながら私。プロ雀士になるための試験がどれくらい大変なのか分かっていないのですが、「麻雀が強い」というだけではダメ…なんですよね?

堤プロ:はい。プロ雀士試験には実技、つまり麻雀対局もありますが、筆記試験もあります。むしろ筆記試験のほうが重要と言ってもいいかもしれません。

ーえ…!そうなんですね。

堤プロ:実はそうなんです。ですので、直前半年。前職の高齢者向けの配食サービスで働きながら、時間を見つけて勉強。あわせて転職の準備。とバタバタしていました(笑)。この半年間が一番の挑戦ですね。より具体的にいえば「テンパイチャンスや知識問題」の対策がとても大変でした。

チャレンジを乗り越えたエピソードや気づき

ーでは、プロ雀士試験。「テンパイチャンスや知識問題」の対策という「挑戦」をどうやって乗り越えましたか?

堤プロ:麻将連合では毎月第一金曜の夜にプロ雀士志望の方や勉強したい方向けに選手育成会が開催されるのですが、それに参加して勉強させていただきました。

ーなるほど…!麻将連合が求めるプロ雀士像があって、それに沿った形での授業も用意されているということなんですね。すごい…!!

堤プロ:そうなんです!ただですね。一番受けたかったテンパイチャンスの回の前日に麻雀を覚えるきっかけでもあった最愛の祖母が亡くなってしまったんですね。

ーえ…。そうだったんですね。

堤プロ:悲しい気持ちと、「おいおい婆ちゃん空気読んでよ!!」っていう気持ちと。いろいろ感情がごっちゃになりました。でも、そのせいで試験に落ちたとなったら祖母も心のこりでしょうし。祖母のためにも「絶対に一発で試験に合格する!」といままで以上に気合を入れて勉強に集中しました。

ープロ雀士試験受験自体もチャレンジですが、身近な方がいなくなってしまうという大変な時期で自身の結果を出すというのもチャレンジですよね。なるほど。…これは大変なチャレンジでしたね…。

堤プロ:そうですね。まあ、試験には無事合格できたのですが、ふりかえってみればプロ雀士試験前の半年は、「チャレンジ」だったと思います(笑)。

対局準備&魅せる意識

公式試合前の対局準備やルーティン

ー堤プロは、どのような準備をして麻雀の公式試合にいどんでいますか?

堤プロ:これと言った準備はしないのですが、体調にだけは気をつけています。ちゃんと食べて寝て、早く着いて近くのカフェでゆっくりしてから会場入りする、って流れを心掛けています。

ーなるほど。なるほど。

堤プロ:あとは…当日必ず頭を剃るのと、Liella!のDay1という曲を聴きますね。選手になったのが遅かった自分にとってテーマソングのように感じている特別な曲です。

ーどちらも堤プロらしい回答ですね(笑)。Liella!のDay1はラブライブ!の楽曲。堤プロは X プロフィールに、麻雀以外の趣味としてラブライブ!をあげられていらっしゃいますものね!…歌詞調べてみました。「遅すぎるなんてない 不可能なんてない」なるほど。35歳を超えてから麻雀プロになられた堤プロ。これはテンションあがりますね!

対局中ここを魅てほしいというポイント!

ー特に意識している麻雀の戦略やプレイスタイルはありますか?

堤プロ:戦略ですか。うーん、戦略というほどでもないですが…。相手の気持ちに立って考えることを意識する、とかですかね?

ー相手の気持ちに立つ…。もう少し具体的にお願いします…!

堤プロ:相手の打牌の意図を汲んだり、逆算していく作業は多くの選手がやっていることだと思いますが、 その読みを敢えてはずしに行ったりとか…放銃する理由を作ってあげるチャンスがないか、を窺っていますね。 俗に言う”うまぶり”ってやつが大好きです(笑)。

ーうわっ。プロの思考ってすごいですね…!

堤プロ:あとは試合プランを可能な限り早い段階から立てて適宜修正していくようなスタイルを意識しています。 押せるところは押す、自分の読みを信じて飛び込んで、ダメでも引きずらないようにはしています(笑)。

ープランは早め。適宜修正。ダメでも引きずらない。いやこれむっちゃ勉強になります!

交流&ライバル&仲間!

プロ雀士同士の交流&関係性

ー堤プロと他のプロ雀士との交流や関係性について教えてください。

堤プロ:まーすた下北沢店で一緒に働かせていただいているRMU戸石寛プロとはお店が終わった後。ご飯行ったり仲良くさせていただいてます!

ーですよね(笑)。ほかの交流はいかがでしょうか?

堤プロ:そうですね。先にもお話しましたが、元々友人だった

麻将連合瀧野プロ
最高位戦日本プロ麻雀協会小瀬プロ

2人とはいまもよく会っています。また、そのつながりで最高位戦日本プロ麻雀協会

仲江敏郎プロ
竹内大也プロ

とも仲良くなって一緒にClassicルールのセットをよくしています。

尊敬するプロ雀士やその理由

ーでは次に尊敬しているプロ雀士はいますか?その理由も教えて下さい!!

堤プロ:尊敬しているのはやはり小林剛プロですね。 麻将連合に所属したいと思ったのも、剛さんのまーすた来店の日に遊びに行ってお話を聞かせていただくうちに、 プロとしての姿勢や意識に感銘を受け、「こうありたい」と憧れに近い感情を持ったのがきっかけでした。

目標!夢!

今後の目標や夢についての具体的なビジョン

ー堤プロの今後の目標や夢を教えて下さい。

堤プロ:やはりまずは公式戦で勝つことです。わかりやすく客観的な価値の証明になると思うので。

堤プロ:一方で麻雀を世に広める一助を担いたい、という気持ちも大きいです。 現在いろいろなところで高齢者向けの健康麻将の教室の講師をさせていただいているのですが、人に教えるのは性に合っていると感じています。やりがいもあってとても充実しています(笑)。

麻雀界に対するビジョンや考え

ー堤プロ自身が、麻雀界全体に対してどのように関わっていきたいか。また、将来麻雀界がどうなっていってほしいか。未来へのビジョンを持っていますか?

堤プロ:そうですね。健康麻将はやはり高齢の方がメイン層なので、子どもたちへの普及をメインとした活動や事業にも携わりたいと思っています!

ー高齢の方にも子どもたち若い世代にも。麻雀の魅力をつたえていくことが大事というお考えですね。

堤プロ:はい。Mリーグのおかげで麻雀という言葉のイメージもだいぶ変わってきて、ABEMAやYouTube、アプリで気軽に麻雀に触れられるようになったこともあり、若年層を中心に今まで麻雀に触れてこなかった方達が「麻雀面白そう!覚えてみたい!」と感じてくださり、裾野がどんどん広がっているのを感じます。

堤プロ:しかし雀荘は法律との兼ね合いで18歳未満が立ち入りできないので、参加出来るイベントが少ないのが現状です。そう言った人たちが麻雀に触れる機会を増やせるように麻雀界全体がなっていってほしいとも思っています。そして、その機会を増やす活動を私もしていきたいと思っています!

ファンへのメッセージ

ーでは最後に。麻雀ポータルは、若い読者も多く見ています。若い読者もふくめたすべてのファンに向けてのメッセージをお願いいたします!

堤プロ:ここまで読んでくださってありがとうございました!派手さや強さなど、わかりやすく秀でた部分はないのですが、フレンドリーさや人柄ならまぁまぁの位置にいると思うのでそこを見ていただけたらうれしいです(笑)。

堤プロ:いつも声をかけていただいたりポストへの反応など、全てが本当に励みになるし、ありがたいです。 今後ともよろしくお願いします!

ー本日はインタビューありがとうございました!また、「まーすた下北沢店」にSS教室やMリーグフリー。打ちに行きます!そのときはよろしくお願いします!

堤プロ:ありがとうございました!「まーすた下北沢店」でお待ちしていますね。

まとめ

今後も「【プロ雀士インタビュー】堤文聡(つつみふみとし)プロ【未来のスター】」について、追記していきます。【プロ雀士インタビュー】堤文聡(つつみふみとし)プロ【未来のスター】」について、あなたの「ココが知りたい。」「こんな話もあるよ!」をコメント欄にて、ぜひお知らせください。

最後まで読んでいただき有難うございました!

\ 楽しい記事がいっぱい! /

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