- 楢原和人(ならはらかずと)プロの知られざるエピソードが読めちゃいます!
- プロ雀士の日々の研鑽。麻雀にかける想いがわかります!
- 「麻雀」がいま以上に好きになります!
はじめに
未来のスターに独占インタビュー!【プロ雀士インタビュー】シリーズ。
- プロ雀士になったきっかけ
- 日々の練習や努力
- プロとしての挑戦と成長
- 試合の準備と戦略
- 他のプロ雀士との関係
- 将来の目標と夢
- ファンへのメッセージ
について、楢原和人(ならはらかずと)プロにお話をうかがいました!

参考記事:RMU
参考記事:楢原和人(note)
参考記事:楢原和人(wikipeida)

出身の福岡市には、大学入学まで住んでいました。
立命館大学出身です!
note でも情報発信していきます

プロ雀士になったきっかけをおしえてください!
麻雀との出会い

いつもお世話になっております!麻雀ポータル編集部です。中西龍プロのインタビュー記事のときには、A級ライセンス獲得についてのコメントもいただき本当にありがとうございました。インタビューお受けいただき本当に嬉しいです!本日はよろしくお願いします!
楢原プロ:こちらこそよろしくおねがいいたします!
ーではさっそくですが、楢原プロが麻雀をはじめた頃のお話。きっかけをお聞かせください!
楢原プロ:麻雀をはじめたのは小学一年生です。家族麻雀を見ていて気付いたら覚えていましたね。 その後、小学五年生の時に親戚との麻雀で負けたのが悔しくて、先日麻将連合から退かれた井出洋介さんの麻雀本を読んで勉強していました。自分でも結構な負けず嫌いだと思います(笑)。
プロ雀士を目指した理由やきっかけ

ー楢原プロがRMUに入会されたのが2015年4月。麻雀をはじめられてから結構な時間が経過しています。プロ雀士になろうとおもったきっかけはなんだったのでしょうか?
楢原プロ:それまでもずっとプロ雀士になりたい思いはあったんです。大学五回生の時に王翔位戦という101形式での全国大会で優勝したこともあり、大学卒業のタイミングでもプロ試験の受験を考えました。ただ、関西の和食ファミレスの会社に就職をしたため立地的にプロ雀士活動が難しいと判断し、断念。ただ、週に一度の休みは京都のマーチャオで麻雀をよく打っていました。
ー2001年ころのお話ですね。
楢原プロ:はい。その後、2005年。28歳でSEに転職し関東に引越。相変わらず仕事は多忙だったのですが、あいかわらずマーチャオさんでよく麻雀を打っていました。
楢原プロ:最初の転機となったのは、2010年1月です。たまたま最高位戦の發王戦アマ予選を見つけ、競技麻雀をやりたい欲が再燃。結果は予選通過からの本戦二回戦で敗退でしたが、その年、他のオープンタイトル戦の予選にも参加した結果、6個出た大会の予選全て通過でき、「まだ戦えるな」と競技麻雀へ再チャレンジするようになりました。
楢原プロ:つぎの転機は、2012年。この年にアマ最高位を獲得、RMUクラウン2年連続ベスト8などの結果をあげたことで、プロになりたい欲が再燃しました。最高位戦の規定を確認しましたが、私の仕事都合で土曜が3ヶ月に一度出勤になる可能性があり、出勤とリーグ戦が重なった場合にリーグ戦欠場=降級になるため、プロにはなれないと再度断念しました。
ーそうだったんですね…。プロ雀士になるというハードルにもいろいろなものがあるのですね。
楢原プロ:最後の転機が、2014年の12月。これもたまたまだったのですが、RMU事務局長の中村浩三さんと話をする機会があり、「RMUならば仕事都合のリーグ戦欠場はマイナスポイントで済むよ」と聞き、その場でRMU受験を決め、試験に合格し入会に至りました。 この出会いが無ければ、麻雀プロにもなっていなかったかもしれません。
日々どんな麻雀の練習をしていますか?
毎日の麻雀ルーティン

ー楢原プロがやられている、麻雀に関するルーティンとしてはどんなものがありますか?
楢原プロ:私は実戦を大事にしていて感覚を磨くという意図で、週に3回から5回、会社終わりの19時頃から4時間ほど各種ルールでセットをしています。競技麻雀としてのデータを自分自身の中に積み上げるという意図もありますね。
麻雀スキル向上のための具体的な努力や取り組み

ールーティンとは別に麻雀スキル向上のために意識して取り組まれていることを教えて下さい!
楢原プロ:スキル向上のために取り組んでいることは、半期単位くらいで自分の中での課題を掲げ、その問題点把握から解決のために、指針を決めて同じ意思で打ち続けることをしております。その同じ視点でのデータを積み重ねることで、何が悪くて何が良いのかを分析し、課題の解決および思考の精度を上げようとしています。正直、合っているかは分かりませんが、思考を重ねることで見えてくるものがあると信じています。
楢原プロ:これは将棋で成果があった勉強法を麻雀に流用させた感じなんですよ。 人に教えるときにも言うのですが、「考えることを止めなければ必ず成長する」と信じています。
ー楢原プロは大学時代に将棋研究会の会長をされいらっしゃいましたものね。「考えることを止めなければ必ず成長する」いい言葉ですね…!!
プロ雀士としてのチャレンジ&成長!
これまで一番のチャレンジ

ープロ雀士として活動する中で一番の「チャレンジ」は何でしたか?
楢原プロ:仕事との両立です。平日は会社員で9時~17時30分は仕事、土日は麻雀プロとして大会に出る生活になりますが、プロになるからには結果を出していきたいと思っていました。そのため自分が麻雀で成長するためには、どのような勉強方が良いのか、またその勉強する場をどう作るのが課題だと思っていました。
チャレンジを乗り越えたエピソードや気づき

ー仕事とプロ雀士としての活動の両立というチャンレンジをどの様に乗り越えられましたか?
楢原プロ:さきほど「勉強をする場」をどう作るかが課題、とお話しましたが、この点では恵まれていました。今はRMUを辞められてしまいましたが、当時ライセンスプロだった山田田さんに声をかけて頂き、RMUのライセンスプロの方々の勉強会に混ぜてもらうことが出来ました。 その中で自分が出来ていなかった、打点を含めた効率的な手組などを学ぶことができましたね。
楢原プロ:特に藤中慎一郎さん、萩原亮さんには多くのことを学ばせてもらい、現在の自分の土台となる手組が構築されたと思っています。他にもお世話になった人もいるのですが、この時の勉強会メンバーには感謝しかないです。
対局準備&魅せる意識
公式試合前の対局準備やルーティン

ー楢原プロは、どのような準備をして麻雀の公式試合にいどんでいますか?
楢原プロ:大会前はそのルールでのセットを欠かさずやっています。 セットを打つことで、そのルールによる手牌構成の考え方、メリットデメリットを思い出し、再構築しています。
対局中ここを魅てほしいというポイント!

ー特に意識している麻雀の戦略やプレイスタイルはありますか?
楢原プロ:意識しているのは、ダイナミックの手組と軽快な手組の融合、また点数状況における押し引き判断、ゲームメイクを重視しています。
楢原プロ:ダイナミックの手組と軽快な手組の融合は、打点が見える時には高打点手組に、打点が見えにくい時には早上がりの手段がないか、そのベストなバランスが取れるように取り組んでいます。
楢原プロ:点棒状況における押し引き判断は、同じ手牌、同じ河で有ったとしても点棒状況でメリットデメリットが変わるため、自分が勝つために最適な戦略を取れるように他家の思考を含めて判断しています。
楢原プロ:ゲームメイクは、前段に似るのですが、他家のやりたいこと、望む展開を考えた上で、自分の手牌構成とともに、自分が勝ちやすい選択肢を取れるように考えています。その方法は自分がアガルだけでなく、他家にアシストする、また逆に他家を絞る等の選択肢も含みます。 自分が得する選択は全部やるのが理想ですね。
交流&ライバル&仲間!
プロ雀士同士の交流&関係性

ー楢原プロと他のプロ雀士との交流や関係性について教えてください。
楢原プロ:RMU入会以来、多くの方にお世話になっていますが、その中でも私の麻雀を見ることが有ると、細かく自身の見解を教えてくれるRMU藤中慎一郎プロが一番お世話になっていますね。弟子という訳ではないですが、藤中さん無くして今の私の実力、実績は無いと思います。
楢原プロ:また最近、私自身の勉強のために開催しているセットでは、麻将連合の地主琢磨プロ、日本プロ麻雀連盟の齋藤豪プロにはよく勉強させてもらっていますね。 またアマチュアの方となりますが、協会のスポンサーもされている、株式会社ダンネットの林正史(ポリエステル番長)さんには、私が立命館大学の後輩という縁から仲良くなり、色々な業界の方との接点を頂いており、感謝しております。
尊敬するプロ雀士やその理由

ーでは次に尊敬しているプロ雀士はいますか?その理由も教えて下さい!!
楢原プロ:尊敬しているプロは、先ほども申し上げたRMU藤中慎一郎プロですね。 タイトル獲得経験も多くあるのに今でも研鑽を怠らず、また一年目の頃からご自身の見解を共有してくれる点には感謝しかないです。
楢原プロ:そして、もう一人はRMU代表、多井隆晴プロです。直接教わることはないのですが、麻雀はもちろん日々の言動等から、今までどれだけの努力をしてきたのかと思わせる点が随所に垣間見えて、尊敬しております。プロ入りして数年は何度かですが、観戦にも行っていましたね。
目標!夢!
今後の目標や夢についての具体的なビジョン

ー楢原プロの今後の目標や夢を教えて下さい。
楢原プロ:今後の目標は、二度目の令昭位戴冠、また他団体のG1タイトル決勝に勝ち上がること、さらには優勝することですね。その上でMリーグ入りのチャンスが生まれればと思っています。 夢は麻雀に関することでテレビに出ることが出来たら良いなとは思っています。大学を留年していたり、親不孝よりの息子だったもので、せめて「テレビに出られるくらい有名になれた」と言う所を見せたいなとは思っています。
麻雀界に対するビジョンや考え

ー楢原プロ自身が、麻雀界全体に対してどのように関わっていきたいか。また、将来麻雀界がどうなっていってほしいか。未来へのビジョンを持っていますか?
楢原プロ:Mリーグ7年目がまもなく終わろうとしておりますが、 Mリーグを観ている方が周りにも年々増え、またファンの方の声もより多くお見掛けするようになってきたように感じていて、注目度は依然高いと思っています。 Mリーグを通して、より一層麻雀の面白さが世間に広がり、麻雀がメジャーな頭脳スポーツになることを願っています。
ファンへのメッセージ

ーでは最後に。麻雀ポータルは、若い読者も多く見ています。若い読者もふくめたすべてのファンに向けてのメッセージをお願いいたします!
楢原プロ:XなどのSNSで私のポストに多くの応援、お声がけを頂けることはとても嬉しく思っており、また励みにもなっております。 まあまあ突飛な打牌をする雀士ですが、みなさんにワクワクドキドキするような麻雀が見せた上で、麻雀の楽しさ、激しさ、打牌の自由さを感じてもらえたらと思います。
楢原プロ:私自身、会社員をしている関係、またまだまだ実績が足りないこともあり、 メディアへの露出、ゲストは多くはないですが、軽い気持ちで応援、お声がけ頂けたら嬉しいです。
楢原プロ:また4/3に第17期RMU令昭位戦A1リーグが開幕しました。 4/12に私自身の開幕戦となります。手強い相手ばかりですが、私の麻雀で結果を出していきたいと思いますので、 こちらも皆様ご視聴、応援を宜しくお願いします。 (この記事が出る頃には結果が出ていると思います。)
ーすばらしいインタビューになりました。ありがとうございました!
楢原プロ:こちらこそありがとうございました!
まとめ
今後も「【プロ雀士インタビュー】楢原和人(ならはらかずと)プロ【未来のMリーガー】」について、追記していきます。【プロ雀士インタビュー】楢原和人(ならはらかずと)プロ【未来のMリーガー】」について、あなたの「ココが知りたい。」「こんな話もあるよ!」をコメント欄にて、ぜひお知らせください。
最後まで読んでいただき有難うございました!
\ 楽しい記事がいっぱい! /