- 宗秀暁(そうひであき)プロの知られざるエピソードが読めちゃいます!
- プロ雀士の日々の研鑽。麻雀にかける想いがわかります!
- 「麻雀」がいま以上に好きになります!
はじめに
未来のスターに独占インタビュー!【プロ雀士インタビュー】シリーズ。
- プロ雀士になったきっかけ
- 日々の練習や努力
- プロとしての挑戦と成長
- 試合の準備と戦略
- 他のプロ雀士との関係
- 将来の目標と夢
- ファンへのメッセージ
について、宗秀暁(そうひであき)プロにお話をうかがいました!
参考記事:RMU
プロ雀士になったきっかけをおしえてください!
麻雀との出会い
はじめまして!麻雀ポータル編集部です。X(旧Twitter)上ではいつもアドバイスいただいていて感謝しております。今回私からお願いさせていただき、インタビューさせていただける運びとなりました。お受けいただき本当に嬉しいです!本日はよろしくお願いします!
宗プロ:こちらこそよろしくおねがいいたします!
ーではさっそくですが、宗プロが麻雀をはじめた頃のお話。きっかけをお聞かせください!
宗プロ:初めて麻雀に触れたのは高校生の時です。PSPの麻雀ゲームをルールが分からないまま遊んでいってルールを覚えていきました。
ーなるほど。CPUと対戦しながら麻雀を覚えていった感じですね!
宗プロ:はい。実際のパイ(牌)に初めて触ったのは浪人時代。友達に誘われていった雀荘です。ボードゲームなど頭を使いながらゲームをするのは割と好きで、大貧民でも出てきたトランプをカウンティングしながらプレイしたりするタイプだったため、すぐに麻雀に夢中になりました!大学に入学後も、雀荘や誰かの家に集まって打つのが楽しくて、どんどんハマっていきました。
ーあ!言われてみればトランプも麻雀も1種類4枚あるのは共通していますね!
プロ雀士を目指した理由やきっかけ
ー麻雀に熱中していたとはいえ、アマチュアからプロへとなるのは大きな変化だと思いますが、きっかけはあったのでしょうか?
宗プロ:元々プロに興味はあったのですが、実際に決心を固めることになったきっかけは3つあります。
- コロナ禍において、医療職の端くれとして感染リスクが高いとされる麻雀を趣味として行う明確な理由が必要だったこと
- 放送対局が身近になったことで、ここに出てくるような強い人たちと真剣勝負がしたいと思ったこと
- 30歳になるにあたり人生の節目として、何か新しいことを始めようと思ったこと
宗プロ:まず1.について。患者さんに自分からコロナを感染させてしまうことはあってはならないと当時から考えていました。そのため、麻雀を続けるための、明確な理由が必要でした。
ープロになれば麻雀を続けることをまわりに納得してもらいやすい、ということですね。
宗プロ:はい。つぎに2.ですが、RTDリーグからMリーグへの流れがあり、非常に放送対局に触れる機会が増えました。 ここに出ているような強い人達の様に、卓上でパイ(牌)を通して会話をする様なハイレベルな戦いはきっと楽しいだろうな、という憧れがありました。
宗プロ:そして最後に3.。20代のころから作っていた「人生のやりたいことリスト」の中にあった、「麻雀プロになる!」を30歳にまでに達成しようと(笑)。
宗プロ:そして最高位戦日本プロ麻雀協会とRMUのプロ試験を受け、最高位戦日本プロ麻雀協会は落ち、RMUに合格。入会し現在に至ります。
日々どんな麻雀の練習をしていますか?
毎日の麻雀ルーティン
ー宗プロがやられている、麻雀に関するルーティンとしてはどんなものがありますか?
宗プロ:打って牌譜を見返して…。この繰り返しです!読みというのはパターンの把握です。実戦では牌譜検討中ほどその局面に意識や注意力を割けないため、なるべく瞬時に多くのパターンが思い浮かぶよう見返しています。
宗プロ:ブロック数でのパターンや、手牌の逆再生をして、どのような手順だと矛盾なく河と手牌が一致するかを見ています。 また、新しい知識や戦術を仕入れたときは、自分や誰かの牌譜で該当する部分がないか、参考にできないか特に注意して探したりすることもあります。
ーうわ…。すごい練習量ですね…。
宗プロ:どうなんでしょう?好きで麻雀をやっているので、あまり練習や努力といった感覚はないです(笑)。
麻雀スキル向上のための具体的な努力や取り組み
ーさらにマニアックなお話になりそうですが、そのほかの取り組みはいかがでしょうか?
宗プロ:最近は【23代目天鳳位 小江戸縁】さんの記事を感覚に落とし込もうと四苦八苦しています。 足りないと思った感覚や疑問に思った部分は、座学の本を見返したり(新科学する麻雀等)、強いと思っている人に意見をもらったりします。ほかには2・3か月に一回のルーティンとして、ウザク本の赤・青を一周します。解きなれているので、一時間前後で解き終わります。間違えた問題を解説を読み、番号を控えて後日また解きなおします。
宗プロ:もうあまりやらなくなりましたが、初心者の頃は、同色の1~9や2~8を裏にしてかき混ぜ、10枚形を作って待ちや有効牌を確認する練習を多くやっていました。麻雀をやるうえで形に強くなるのは最重要なので、初中級者にはこの練習すごくお勧めです。
プロ雀士としてのチャレンジ&成長!
これまで一番のチャレンジ
ープロ雀士として活動する中で一番の「チャレンジ」は何でしたか?
宗プロ:プロ雀士としてか微妙なところですが、頭を丸めたことですね(笑)。実は入会試験を終えた後、研修中は髪がまだありました。2023年の誕生日を迎えた日に、友達にバリカンを渡して髪の毛を刈ってもらったんですね。
宗プロ:30になったら頭を丸めるのは、「人生のやりたいことリスト」の一つではあったんですが、なるべく覚えやすい特徴などがあった方がいいかなと。 麻雀プロとしては、やはり麻雀を見てもらってこそ、だと思うので。
チャレンジを乗り越えたエピソードや気づき
ーちなみに、頭を丸めたことでどんないいこと…や悪いことがありましたか(笑)?
宗プロ:やはり目立つというのは大きいですね!大会後や色々な対局に出た際X(旧Twitter)でフォローしていただいたりなど、より多くの方々に認知していただけていると思います。…ただ、寒いことが増えたのは予想外のデメリットでした(笑)。 対局会場は湿気で牌がつかないように、冷房や除湿を強めに効かせてあることが多いのですが、坊主頭だとどうにも後頭部が冷えることが多くて難儀します。
対局準備&魅せる意識
公式試合前の対局準備やルーティン
ー宗プロは、どのような準備をして麻雀の公式試合にいどんでいますか?
宗プロ:創造的な思考を働かせるにはたんぱく質が必要と聞いたことがあるので、大会やリーグ戦の前日は意識してお肉を食べに行きます。また朝に弱いので、なるべく前日に念入りに会場の場所や電車の確認はしています。
宗プロ:また最近は、大会などに出場することをX(旧Twitter)でポストする様にもしています。これは自分のアピール的な意味もあるのですが、草の根的に競技麻雀の大会を知ってもらうことにも繋がるので、非常に大事だと思っています。
対局中ここを魅てほしいというポイント!
ー特に意識している麻雀の戦略やプレイスタイルはありますか?
宗プロ:僕はもともとフーロ(副露)傾向が高いのですが、赤なしの競技麻雀では子番のフーロ(副露)基準をさらに一段階上げるイメージで打っています。
宗プロ:一発裏無しでは、割と普段通りの副露に戻るのですが、鳴いて作れる高い手を構想して凄く遠い仕掛けをしたりもします。
交流&ライバル&仲間!
プロ雀士同士の交流&関係性
ー宗プロと他のプロ雀士との交流や関係性について教えてください。
宗プロ:武則輝海プロ(RMU)には月一回Youtubeのコラボを恒例として、可愛がっていただいてます。また、RMU同期の伊藤匡平プロ、菊池天プロ、瑞樹秋プロ、池田和哉プロとはよく勉強会をしています。菊池君は2024年新人王の準優勝!注目の若手雀士ですね。
尊敬するプロ雀士やその理由
ーでは次に尊敬しているプロ雀士はいますか?その理由も教えて下さい!!
宗プロ:尊敬している方は多いんですが、特別挙げるとすれば、小林剛プロ、多井隆晴プロ、武則輝海プロです。
を尊敬しています!
目標!夢!
今後の目標や夢についての具体的なビジョン
ー宗プロの今後の目標や夢を教えて下さい。
宗プロ:僕個人の目標は、ずばりタイトルを取ることです。強い人たちと打って勝ち切りたい!これにつきます。
麻雀界に対するビジョンや考え
ー宗プロ自身が、麻雀界全体に対してどのように関わっていきたいか。また、将来麻雀界がどうなっていってほしいか。未来へのビジョンを持っていますか?
宗プロ:まずは、もっと多くの人に麻雀の楽しさを知ってほしいと思っています!そういった意味でYouTubeなど。ネット配信が麻雀と相性がいいと知れたのは個人的に大きな収穫でした。
宗プロ:これからネットを介して麻雀はより普及していくはずなので、老若男女いろいろな人と麻雀を通じて交流したいですね。麻雀での国際交流もできたりしたら、とフワッと考えたりもしています!
ファンへのメッセージ
ーでは最後に。麻雀ポータルは、若い読者も多く見ています。若い読者もふくめたすべてのファンに向けてのメッセージをお願いいたします!
宗プロ:…ファン、いるんですかね?奇特な方がいたらまずは目にかけていただきありがとうございます!この先、なにかプロとして結果を出したり有名になるかは分かりませんが、自分のできる精一杯のプロ活動をしていくので、応援よろしくお願いします!!
宗プロ:そして若い方には、まずは麻雀を楽しむいろいろな方法を見つけてもらえればと思います。最初は勝ったり和了ったりが楽しいと思いますが、
- 当り牌を止めること
- 読みがあっていたこと
- 観戦すること。
宗プロ:麻雀には色々な楽しさがあります。イライラしたりすることも麻雀ではありますが、それより多く楽しめることを見つけてほしいと思います!
ー宗プロは YouTubeチャンネルもお持ちですよね。
宗プロ:はい。不定期ですがYouTubeでのライブ配信をやっているので、よければぜひチェックしてみてください!
ーすばらしいインタビューになりました。ありがとうございました!
宗プロ:こちらこそありがとうございました!
まとめ
今後も「【プロ雀士インタビュー】宗秀暁(そうひであき)プロ【未来のスター】」について、追記していきます。「【プロ雀士インタビュー】宗秀暁(そうひであき)プロ【未来のスター】」について、あなたの「ココが知りたい。」「こんな話もあるよ!」をコメント欄にて、ぜひお知らせください。
最後まで読んでいただき有難うございました!
\ 楽しい記事がいっぱい! /