【プロ雀士インタビュー】地主琢磨(じぬしたくま)プロ【未来のMリーガー】

この記事を読むと
  • 地主琢磨(じぬしたくま)プロの知られざるエピソードが読めちゃいます!
  • プロ雀士の日々の研鑽。麻雀にかける想いがわかります!
  • 「麻雀」がいま以上に好きになります!
目次

はじめに

未来のスターに独占インタビュー!【プロ雀士インタビュー】シリーズ。

  • プロ雀士になったきっかけ
  • 日々の練習や努力
  • プロとしての挑戦と成長
  • 試合の準備と戦略
  • 他のプロ雀士との関係
  • 将来の目標と夢
  • ファンへのメッセージ

について、地主琢磨(じぬしたくま)プロにお話をうかがいました!

名前地主琢磨
読みじぬしたくま
出身都道府県神奈川県
デビュー年2002年
生年月日1977年9月23日
所属組織麻将連合

参考記事:麻将連合選手プロフィール
参考記事:地主琢磨(wikipedia)

プロ雀士になったきっかけをおしえてください!

麻雀との出会い

こんにちは!麻雀ポータル編集部です。道場、まーすた、月例会、育成会などなど…。いつもお世話になっております(笑)。インタビューお受けいただき本当に嬉しいです!本日はよろしくお願いします!

地主プロ:こちらこそよろしくおねがいいたします(笑)。

ーではさっそくですが、地主プロが麻雀をはじめた頃のお話。きっかけをお聞かせください!

地主プロ:麻雀を始めたのは12歳の頃です。いま思えば友人関係に恵まれていた少年時代でしたね(笑)。

地主プロ:小学生の頃は教育方針で家にファミコン無かったせいもあり、毎日学校終わると友達の家に遊びに行っていたんです。 その時遊んだファミコンのゲームの1つが、「麻雀」って緑のゲームで。分からんながらにやってみると「チョンボ」で点棒減ってくんです。

ーゲームで「チョンボ」。…できるんですね。「雀魂」ですと、「チョンボ」ができない様になっているのでちょっと意外です。

地主プロ:本当にそう。昔のゲームはシビアですよね。 でも逆に「何でだろ?」って興味を引かれたのを覚えています。

地主プロ:その後、べつの友達の家に牌とマットがあって「やってみる?」と誘われリアル麻雀を初めてやりました。ファミコンの「麻雀」は役や点数計算を自動でやってくれましたが、リアル麻雀では自分でやらなければいけません。

地主プロ:そこで「リアル麻雀ってルールが複雑なんだな」と実感して、彼の家で2回目のリアル麻雀をやるまでに本屋で狩野洋一プロの入門本を手に入れ、役と点数計算のやり方を理解してゲームしてました。

プロ雀士を目指した理由やきっかけ

ー地主プロは「困難に燃えるタイプ」なのかな、と思いながらお話きかせていただいておりますが、そんな地主プロがプロ雀士を目指したきっかけをお教えください。

地主プロ:大学生まではよくある麻雀好きな若者でした。当時良く行っていたフリー雀荘がたまたま麻将連合の法人会員だったんです。店内に「麻将新世紀」という会報誌が置いていまして、そこに「プロと真剣勝負が出来る」「競技マージャンの道場」があるという情報を得て、興味本位で五反田道場に参加しました。

ーいまは各地にある麻将連合の道場第一号ですよね。

地主プロ:はい。…まあ、それなりに色んな雀荘でも仲間内でも勝ち組でしたし。「プロってどんなもんよ?」と。 そしたらまあ勝てない。面白いくらいに負けるんです。プロは強かった!…で悔しいのでそこから毎週。埼玉県から片道1時間以上かけて通いはじめます。

ー…地主プロは「困難に燃えるタイプ」なのかな、と思いながらお話きかせていただいております(笑)。

地主プロ:(笑)そして道場に通っていると「道場対抗戦とチャンピオンシップって大会があるんだけど出てみる?」と声を掛けられ参加したら、たまたま成績良かったんです。 その場で当時育成会担当の忍田さんに育成会のお誘いを受け参加、ツアー審査は2回目の受検で合格しツアーライセンスを取得しました。

日々どんな麻雀の練習をしていますか?

毎日の麻雀ルーティン

ー地主プロがやられている、麻雀に関するルーティンとしてはどんなものがありますか?

地主プロ:日常が麻雀を教える仕事をしているので、通常1人でプレイするよりも多くの手牌や局面と対峙しています。受講者のレベルによって違う理解力に合わせて言語化して伝える能力も必要です。 その意味では毎日練習のようなものですね。

麻雀スキル向上のための具体的な努力や取り組み

ールーティンとは別に麻雀スキル向上のために取り組まれていることはなんですか?

地主プロ:観戦者のいない場では理牌をしない事で、手牌認識のスピードアップと記憶力・忘却力のトレーニングをしています。 実戦では手牌を見るよりも他3者や場況から情報を得る事が大事だと思ってるので手牌認識に時間をかけないことが重要だと思っています。お蔭で公式対局で未だチョンボしたことありません。

ーさきほど地主プロが忍田さんに誘われたという育成会。地主プロがゲスト講師の回にわたしも参加させていただき、メンチンのノー理牌をチャレンジしましたが…とても難しかったです…。

※育成会はどなたでも参加可能です。

地主プロ:やっていくうちに出来る様になりますよ。プロとして「視聴者に形がわからず困る姿は見せられない!」と思って若い頃からやっているトレーニングのひとつですね(笑)。

地主プロ:あと他団体含めトップリーグの対局映像は時間があれば目を通してます。個人を知りたいよりも「トレンド」を知りたいのが理由です。 戦術って流行りがあってどんどん対策が為され上書きされるので、常に最適解を模索するようにしてます。

地主プロ:数年前より麻将連合の石原さん、明村さんに誘われてОリーグという私設リーグに参加させて貰ってます。 また、楢原和人さん(RMU)と知り合って他団体の色んな方と勉強会をするようになりました。 座学で得た知識を実戦で自分が使いこなせるように、活きた稽古は選手として大事ですね。 「練習で出来ないことは本番では出来ない」がモットーです。

ー なるほど。「練習で出来ないことは本番では出来ない」。肝に銘じておきたい言葉です…。

プロ雀士としてのチャレンジ&成長!

これまで一番のチャレンジ

ープロ雀士として活動する中で一番の「チャレンジ」は何でしたか?

地主プロ:一番の「チャレンジ」は「麻雀プロでどうやって生計を為していくか」ですね。 永続的に選手活動を続けるのなら経済的な安定は必要ですから。

地主プロ:麻将連合入会時、プロの条件は「強さ」「専門的知識」「社会性(経済基盤)」があることと言われていましたので、「社会性(経済基盤)」は避けては通れない「チャレンジ」です。

チャレンジを乗り越えたエピソードや気づき

ープロ雀士として、あまりに本質的な「麻雀プロでどうやって生計を為していくか」という「チャレンジ」をどう乗り越えられましたか?

地主プロ: 私はたまたまラッキーな面もあり、プロになると同時に日本健康麻将協会事務局の仕事に預かり、プロとして生きていく為のノウハウとコネクション(専門的知識と社会性)をそこで得ることが出来ました。

地主プロ:身体の不調もあり1年程で退職しましたが、その時のご縁で某企業の協賛で始まった健康まあじゃんシャングリラプロジェクトのお話をご紹介頂きました。 その際は選手活動を優先したい考えから社員としてのオファーを断りアルバイトとして参画し、黒字化の後に会社に選手活動との両立を認めて頂き社員となりました。

地主プロ:当時(2005年)は兼業なんて世の中に認められていませんでしたから。 その後2店舗目に店長として異動→リーマンショックの煽りで親会社が撤退→2009年に現店舗の経営権や意匠権を買い取りました。 経営が安定するまでは何年か選手活動を控えていましたが、2013年頃より徐々に復帰し始め、現在に至ります。

対局準備&魅せる意識

公式試合前の対局準備やルーティン

ー地主プロは、どのような準備をして麻雀の公式試合にいどんでいますか?

地主プロ:今のタイトル戦はルールシステムにそれぞれ違いがあるので、なるべく直前に1度は同じルールシステムの稽古をするようにしてます。身体に思い出してもらう為にですね。もう年なので直ぐに頭が切り替わらないんですよ(笑)。

対局中ここを魅てほしいというポイント!

ー特に意識している麻雀の戦略やプレイスタイルはありますか?

地主プロ:知識と経験が多いと逆に理が立ちすぎて弱気になる事が増えます。 出来るだけ客観的に「オリない理由」「アガリが見えるか」からまず考えるようにしてます。 その牌を切らないでオリるのは楽ですからね(笑)

交流&ライバル&仲間!

プロ雀士同士の交流&関係性

ー地主プロと他のプロ雀士との交流や関係性について教えてください。

地主プロ:Оリーグを立ち上げ時に声を掛けてくれた石原さん、明村さん。「引きこもりはダメだよ」と朱雀リーグに誘ってくれたり色んな人を紹介してくれた楢原和人さん。 この3名のお蔭で私は強くなれてタイトルを獲れたと思ってます。

地主プロ:またシャングリラで開催してるμ道場や勉強会に担当、参加してくれる若林くんをはじめとするツアー選手、女流ツアー選手や、ルースタ綱島開催を担当してる杉本くん(最高位戦日本プロ麻雀協会)から色んな方とのご縁がありますね。

尊敬するプロ雀士やその理由

ーでは次に尊敬しているプロ雀士はいますか?その理由も教えて下さい!!

地主プロ:尊敬するプロ雀士はやはり忍田幸夫プロです。 今も麻将連合代表というポジションでありながら1プロとして勉強会を主宰したり、他団体の自分より若手が集う勉強会に参加したり。 あの人いくつか知ってます?(笑)

ーえーっと…。wiki を拝見したところ1964年生まれとのことです…ね(笑)。

地主プロ:はい。他団体タイトル戦にも常に参加しチャレンジするその姿勢には敬服です。 自分が同じ年齢の時に忍田さんと同じ事が出来る自信はありませんねー…。

地主プロ:ちなみに私が人生始めて同卓した麻雀プロも忍田さん。 約30年後にBS10で同卓した時は色々思うところありました。

目標!夢!

今後の目標や夢についての具体的なビジョン

ー地主プロの今後の目標や夢を教えて下さい。

地主プロ:明確な目標は将王と他団体タイトル獲得です。 その為にまずはμリーグへの昇級ですね!

麻雀界に対するビジョンや考え

ー地主プロ自身が、麻雀界全体に対してどのように関わっていきたいか。また、将来麻雀界がどうなっていってほしいか。未来へのビジョンを持っていますか?

地主プロ:業界に20年以上いますが、麻雀の世間での扱い方がどんどん変わってきているのを現場で体感しています。 この素晴らしいゲームが正しく認知普及され全体のパイが大きくなればなるほど、競技マージャンの世界も比例して大きくなっていくでしょう。 プロとしてその一助を担えればいいなと日々思ってます。

ファンへのメッセージ

ーでは最後に。麻雀ポータルは、若い読者も多く見ています。若い読者もふくめたすべてのファンに向けてのメッセージをお願いいたします!

地主プロ:元々麻雀プロのイメージ問題で家族へ迷惑を掛けたくなく、露出を避けて選手活動をしていました。 が、先日のBS10チャンピオンシップ参戦の際に家族も色んな事を言われたようですが、どれもが好意的な反響で。 子供たちからも「芸能人かぶれやがって」と言われてます(笑)

地主プロ:今後も配信やゲスト活動など色んなところでお会いする機会もあると思いますので、どうぞ気軽に声掛けて下さい! 先日外部講座の1つにイッツコムの取材が入りました。どんな事やってるのかはこちらも参考にしてください。

地主プロ:なかなか他の麻雀プロとは違う変わった生き方をしていますが、こういう講師業やシャングリラでの仕事「人に喜んで頂いて生計を為す」事に興味のある方はぜひご連絡下さい!

ーすばらしいインタビューになりました。ありがとうございました!

地主プロ:こちらこそありがとうございました!

まとめ

今後も「【プロ雀士インタビュー】地主琢磨(じぬしたくま)プロ【未来のMリーガー】」について、追記していきます。【プロ雀士インタビュー】地主琢磨(じぬしたくま)プロ【未来のMリーガー】」について、あなたの「ココが知りたい。」「こんな話もあるよ!」をコメント欄にて、ぜひお知らせください。

最後まで読んでいただき有難うございました!

\ 楽しい記事がいっぱい! /

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